ピュテアス|イギリス生活

ファイザーワクチン、8週間間隔が最適か【英研究最新】

先日、NHSから「2回目のワクチン予約を早められます」というメールが届きました。

メール内容は簡潔で無駄がない

①予約日時を早められること(オンラインで または 119へ電話)
②元の予約をキャンセルする前に、空き状況が確認できること
③現在の予約内容
④既に早めの予約を取り直しているか、元の予約日時のままがよければ何もしなくていいこと

が、簡潔に書かれています。

夫には数日前に同じメールが届いており、既に予約を取り直していました。

以前『12週間間隔の方が、ワクチンの効果が高まる』という研究結果もあったので、「何で?」と最初は思ったのですが、夫が「こういうメールが来たということは、何か理由があって、今はそうした方がいいということだと思う」と言うので、まあそうなんだろうなと思い、日程を早めることにしました。

政府は、7月5日に「40歳以下の接種間隔を、 ’12週間’ から ‘8週間’ に短縮する」と発表していました。
9月中旬までに全ての人が2回目の接種を受けることを目標としているようです。

The Times: Second Covid vaccine wait cut to eight weeks

空き状況(会場と日時)を確認した後、元の予約をキャンセルして、新しい日程で予約しました。

予約完了後すぐに届くメール

元:8月26日
新:8月5日

一番早い予約可能日を選択し、3週間早めることができました。

1回目が6月10日だったので、当初は11週間間隔になるはずだったところ、8週間間隔で接種することになりました。

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さて、予約をした直後に、研究者らの新しい見解が発表されました。

それは、「ファイザーワクチン、8週間間隔の接種が、デルタ株に対して最適と見られる」というものです。

この研究は、まだ査読されていないプレプリント論文として発表されています。

以前の記事『ワクチン予約とイギリスの戦略』でも書きましたが、完全に確証されたと言い切れない段階でも、専門家が「手応えがある」と考える場合は、早めに発表をして、どんどん次の行動に移していくのがイギリスのやり方ですね。

12週間間隔で接種を進めてきた当初の理由は、多くの人が早く1回目の接種を受けられるようにするためでした。
(後に3週間よりも12週間間隔の方が効果を高めるという研究結果が発表され、その戦略の有効性を裏付けることとなった)

しかし、接種率が上がってきたため、8週間間隔に前倒しできることになったようです。

18歳以上のワクチン接種率(英国)

1回目終了:88.2%
2回目終了:70.8%

GOV.UK: Vaccinations in United Kingdom (2021年7月26日)

前回と同じですね。政府が計画を発表した少し後に(前回は5ヶ月後でしたが)、その有効性を裏付ける発表がなされる・・・当然といえば当然ですが、おそらく政府には先に情報が渡されているのでしょう(今回の研究は政府予算によるものです)。

だからこそ、ある程度の確信を持って、新しい計画を取り入れていくことができるのでしょうね(推測です)。それが間違っていたとなれば、またその時に、その時の最善を尽くせばいい、それが英国流・・・なのかもしれません。

なお、ファイザーワクチンの接種間隔は、短くても長くても強い免疫反応を得られるとされているので、3週間間隔で接種した人が、特に不安になる必要はありません。

BBC News: Covid vaccine: Eight-week gap seen as sweet spot for Pfizer jab antibodies

BBC News(日本語): ファイザー製ワクチン、間隔を4週以上空けると抗体増える=英研究

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また、7月26日(月)、イギリスの新規感染者数は、前週の39,950人から15,000人減の24,950人となり、6日連続で感染者数の減少が記録されました。

これは、11月にイングランドで2回目のロックダウンが行われて以来、初めてのことです。

7月19日にほぼ全てのコロナ規制を解除した政府の読みが、当たったのでしょうか・・・?

しかし、この減少は一時的である可能性もあり、この意外な減少には複数の要因も考えられるようで、慎重になる必要があるというのが、専門家の見解です。

また、6日連続で減少とはいっても、5月初旬に比べれば10倍の感染者数です。

更に、入院患者数で見ると、前週よりも増加しているようです。
(7月23日の入院患者数は5,238人。前週の4,612人から626人増加している。)

BBC News: UK Covid cases fall below 25,000, latest daily data shows

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「イギリスは言うことをころころ変える」とよく聞きますし、確かにそう言われても仕方ないところはありますが、見方を変えれば「臨機応変」とも言えるかもしれません。

これも以前少し書いたことがありますが、政治に限らず、国民性として、「人にどう思われるかを気にしているうちに行動が遅れる」ということは、日本よりも少ない気がします。

国民性については、話が逸れてしまうので今回はここまでにしますが、「新しいことを柔軟に取り入れて、アップデートしていく」ことは、イギリスの得意とするところかもしれませんね。

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先日、同じく8週間後の日程に変更した夫が、2回目の接種(ファイザー)を終えてきました。

それから2日経過し、今のところ、ワクチンを打った箇所周辺が痛むくらいで、大きな副反応はないようです。

夫に関しては、1回目の方が、副反応を感じたそうです(2日後に倦怠感が出たが、その翌日には引いていた)。

私の2回目の接種についても、またレポートします。

今最も良いとされている8週間間隔で接種できるということで、ちょっとワクワク・・・

それでは、今日はこのへんで。


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